昨日は歓送迎会を開いていただきありがとうございました。

中学生が中心に準備をしてくれて、みんなと会えてとても嬉しかったです。

昨日の会で手紙を読ませていただいたのですが、ここにも書かせていただきます✉️

私は６歳の時に赤いくつバレエ教室に入りました。あまり真面目な生徒ではなかったのですが、バレエは楽しくて高校生まで続けた習い事でした。

２０歳になり、なにも将来の目標のなかった私に渋谷先生が「バレエの先生になってみない？」と誘ってくれました。

そしていろんな教室へ連れて行ってくれて私にいろんなバレエを経験させてくれました。

今でもはっきり覚えているのは８年前、私が初めて先生のレッスンのお手伝いをしに行った時に「じゃぁまずはこの子を直してみて。」と言われたのですが、さっぱり何をしていいのかわからなかったことです。（ちなみにこの時の生徒は今や高校生のMちゃんでした）

その日から私はどうしたらこの子達のバレエが良くなるかな？とか、人に伝えるってどうしたらいいかな？と考えるようになりました。

そして考えるようになってからみるみると私自身のバレエも内面も変わっていくことを実感しました。

生徒のみんなと触れ合うことはなにより楽しくて、人に教える事でその何倍も私が教わり、私を成長させてくれます。

そして今ではありがたいことに赤いくつにいるとみんなが「美希先生」と慕ってくれます。ですが一歩外の仕事に行くともちろん誰も私のことを知らなくて、１人でも生徒さんになってもらうことに苦労しています。

そこで私は改めてこんな大きな赤いくつバレエ教室を３０年も続けている先生はすごいなと実感し、また私も自分の力を試してみたくなりました。

渋谷先生がよく私に教えてくれた言葉が「牛のしっぽじゃなく、鶏のあたまになりなさい。」という言葉でした。牛のように大きなもののしっぽになるより、鶏のあたまになることで人は成長するよ。と

赤いくつを離れた私がたった１人でできるのかすごく不安だし、なによりこの慣れ親しんだ赤いくつバレエ教室、そして大好きな生徒のみんなと会えなくなるのはすごくすごく寂しいけれど、挑戦させてください。

そして生徒のみんなに最後に伝えたい事、これからの人生とっても長いです。学校、勉強、部活、受験、家族や友達関係など全ては上手くいかなくて、つまづくこともたくさんあると思います。だけどなにかにつまづいて落ち込んでも立ち直ることのできる強い人になって欲しいです。

私は子供の頃から勉強は嫌いだったし（テストで０点取ったこともある…笑）、家も裕福ではなかったけど、なんだかんだ大人になってこんなに可愛い生徒達に出会えて、好きな仕事ができて楽しく生きています。

もしこれから何かあった時に美希先生０点取ったのに先生してたんだな〜とか思い出してください！笑

最後に私をここまで成長させてくださった渋谷先生、本当にありがとうございました。

石沢美希